平成29年度表具(掛け軸)講習会開催しました
平成29年7月18日~7月25日に喜多方市シルバー人材センター2階会議室において、第2回目となる表具(掛け軸)講習会が開催されました。
前回に引き続きポリテクセンター福島住宅リフォーム技術科の鈴木昇講師にご指導をいただき、6日間の日程で行われました。
今回は9名の会員さんが参加され、「自分の技能のスキルアップに!」と6日間通われました。
一日目:開校式・肌裏打ちの練習
作業に入る前に鈴木先生から説明があります。皆さん真剣なまなざしで先生の手元をチェック!!
まずは練習なのですが、茶チリ紙を使って行います。
茶チリ紙は本番に使う紙よりも薄いため、練習に最適なんだそうです。
薄くて作業が難しいと思いきや・・・
皆さん2回目の参加とあって上手!!先生もびっくりです。
そして、いよいよ本物の紙で裏打ちです。
さすがに本紙での作業は緊張します。皆さん真剣な面持ちで作業されています。
最後は、板に張り付けて乾燥させます。充実した講習初日となったようです!
二日目:裂取りと本紙の裁断
さっそく作業に入ります!
寸法を測りながら、慎重に作業を進めます。切り継ぎの部分はミリ単位での作業になります。
終了の時間となっても、納得ができるまで残って勉強していた会員さんが多くいらっしゃいました。
三日目:総裏打ち
講習も折り返し地点です。
本日はいよいよ総裏打ちです。二人一組で、慎重に作業を進めます。
四日目:風帯作り
繊細な作業が続きます。風帯も一人ひとり掛け軸の寸法にあわせて作ります。
五日目:軸棒・八双加工後仮張り剥がし~仕上げ
この日は、のこぎりを使っての工程。八双と軸棒を加工します。軸棒は軸先を取り付ける加工を施します。
ノミを使って慎重に加工します。これもミリ単位!皆さん本当に手先が器用です。
八双・軸棒取付前に、本紙を裁断します。
六日目:仕上げ・閉講式
すべての部品を取り付けて完成です!
これまで講習会に勉強した成果です!皆さん素晴らしい掛け軸となりました。
各々の作品の前で閉講式となりました。
藤本理事長より終了証が皆さんに手渡されました。
実りある講習会となったようです。
ちなみに・・・講習に使われた書の作品は筆耕のお仕事をして下さる会員さんが提供してくれました!
書の作品と、掛け軸・・・お互いを高めあっているようです。
・・・お互いを高めあう関係って大事ですね!
皆さん大変おつかれさまでした。
次回講習会予定はこちらです!ご興味ある方はぜひご参加下さい!