理事長挨拶
シルバー人材センターは「高齢者等の雇用の安定等に関する法律」に基づいて、国の高齢者就業対策の一つとして、市町村ごとに設置されている公益法人です。
喜多方市シルバー人材センターは、昭和54年、県内では福島市に次いで2番目に「喜多方市高齢者事業団」として設立され、法制化後「喜多方市シルバー人材センター」に名称を変更し、現在に至っております。
シルバー人材センターは、現役をリタイヤされた会員の皆さんが、現役時代に培った豊富な知識や経験、技能等を活用し、雇用関係を前提としない「臨時的」「短期的」「軽易」な仕事を行っております。
この事業は、会員である高齢者がそうした仕事を通じて社会に参加し、地域社会に貢献し、そこに喜びを求めていこうとする観点、一方では高齢者の引退過程を円滑にするという観点、つまり、本格的な職業生活から引退しても、なお「働く」ことから完全に引退することを望まない高齢者に対し、そのニーズにこたえる就業の場を確保していくことにあります。
センターへの入会の資格は、喜多方市内に居住し、60歳以上の健康で働く意欲がある方なら、どなたでも入会できることになっております。
現在、喜多方市シルバー人材センターには約360名の高齢者の皆さんが会員として登録し元気に働いております。
就業の形態は、基本的にはセンターがお客様からの仕事の内容や就業の条件を確認したうえで請負い、その就業にふさわしい就業可能な会員が現場に赴き、請け負った内容を誠実に実行するというものであります。
高齢者の方々は真面目でしっかりとした仕事をいたしますので、おかげさまでお客様からは大変好評で、1回頼んでいただいたお客様は、ほとんどがリピーターとなっていたただき毎年お仕事をいただいております。
少子高齢社会が進行し、生産年齢人口が減り続けていく日本社会にとって、高齢者パワーが今後ますます求められてまいりますので、喜多方市シルバー人材センターもそうした期待に応えるべく、役職員と会員が一丸となって、シルバー人材センター事業の基本理念である「自主・自立、共働・共助」のもと、力を合わせて、様々な仕事に積極的に取り組んでいく所存であります。
理事長 藤本容子